燃え尽きないぜい! の巻

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 写真の撮ると、なにかもの悲しい光と影が映る...最近山菜としての地名度が高いコシアブラ、油紙のようなシミができる葉で、裏が越して見える...ところからコシアブラと名がついたという説もあると、本日同行してくれた、公民館の館長さんに教わりました。
 人のいないひろーい温泉、まだ誰もいない湯に一人体を浮かせている時は、この上もなく贅沢で心静まる時がゆっくり流れるもの...でも、同じ誰もいない湯に閉館まじかで浸かっている時は、何故か心落ち着かず、贅沢な気分が薄れてゆき、妙に急いた時間が流れる....早春にまだ誰もいない山に足を踏み入れたとき、これから始まる長い時間の冷たい空気をゆっく吸い込み、顔はにんまり顔...毎年そうであるように、晩秋シーズンも終わりに近づくと、山には、やはり人はいない、冷たい空気は、その早春の温度と同じであっても、吸い込み感じるのではなく、はき出す空気を冷たいと感じるが不思議です...先に訪れ最後まで残る...多くを見て感じれば感じるほど...もの悲しく...すでに春が待ち遠しく感じます...そうだ!早く寝てしまえば、直ぐに明日になる....でも明日は春じゃないしの〜...でも冬を越す間もその先も、今年の山をなんどでも繰り返せる.....しもじの記憶...俺のでじたるメモ。
 翌日、武村のぎんば〜ちゃん(ぎんの鈴)の所に遊びに行って、コシアブラの話をすると、「あれはね、今の季節に見る木だよ、光が透けてそれは綺麗な葉の姿を楽しませてくれる、山菜としては、上手に作ると、それは見栄えにいい山菜なんだけど、あたしゃタラの芽のほうが全然好きだし...ウドの天ぷらのほうがうんと美味い!」..てさ、僕もそう思う、もちろんコシアブラ美味しいですよ〜春に一度は食べたい、でも、もっと好きな山菜があると言うだけの話。地名度だけがどんどん高くなる山菜だな〜、おかげでこの山のコシアブラの木はほとんど新芽を採るためだけに、切り倒されてしまった...色彩と趣を楽しめる心の無いものに、旨みなんてわからんと思うのだが....食べて美味しく、見て心動かされる..木...結構少ないです。 ぎんば〜ちゃんの言葉「イチョウとコシアブラは秋に見る木だよ」
コシアブラ
ま〜シーズンも終わりに近づいてるって感じの収穫の図ですの〜
足下 くりたけ
 今日山で見つけた、まとなきのこ...クリタケ、さすがに晩秋、この日見つけたきのは、このほかに、数本の乾いたヌメリササタケとツバアブラシメジ...チャナメ1本でした。
 遅い紅葉....緑一色の山が彩り、その色彩が抜けてゆくなか、紅葉したモミジの赤はそれはそれは色鮮やかと言うより、燃えるような赤です。
12日の収穫
さらに頭上 標高1340メーターの上は空
 さらに頭上...標高1340メーターほどの山の頂上は猫の額ほどの岩が露出していて、その岩を抱え込むようにそびえる木々。 この山を極めるには、あの木の枝の先に立つしかないのだ、その先は空......寒風にさらされ春を待ち、また山に恵みをもたらす、すごい奴ら!
 翌日、仕事のスケジュールで、たぶんことし最後のきのこ採りになるかもの、彼女を連れ山へ。

今年も沢山食べたムキタケ、最後の収穫で〜す。ほんとによく食べたな〜ベ〜コンもだけど...。

クリタケ
ムキタケ
 まるで、置いた絵のようだ〜..と彼女の言葉。自分の目で見たままも写真に切り取るのがむずいのに、人の感性を写す...ほとんど僕には不可能だ〜....でもカシャ!

ほんとに置いたような絵だ...

 もっと長くこの色彩の季節が続けばいいのに〜..とこれも彼女の言葉...今日は人の言葉が多いの〜....。

 ま〜紅葉の季節だけではきのこは出ないし、巡り巡ってくるからよけいに、心うつのかもね。

シロシメジ
結構続いたの〜...しもじ 足下シリーズ
 山道を車で下りてる途中、運転席の窓越しに飛び込んできた...およそ10メーター以上長く列をなした、シロシメジ。 それはおみごと!パチパチパチってな感じで、写真沢山撮りましたが、僕的にはあまり..というか、かなり好きじゃない味のきのこなんで、そのまま許してあげました....じゃなくて採ってきませんでした。人によっては、ムラサキシメジと同じじゃん!って言う人もいますが、やっぱり僕にはだ〜めな味ですね。
 このなんのへんてつもないクリタケ...しもじも彼女も、この山での今シーズン最後のクリタケとなるや...。
頭上 モミジの紅葉
 足下に最後まで残る深紅、マムシソウの種子、綺麗といよりは何か、毒々しいですの〜....って、ほんとに毒ですから食べちゃ駄目ですよ〜!
駄目押しの収穫ヤマブドウ
 緻密なカラマツの紅葉を抜けてる光はさらに繊細な黄金色を造り出します、こんな風景を見ながら、何度通ったかわからない山道とも、しばしお別れ...また来るね〜。
倒木ごと落ち葉に埋もれたエノキタケ
 俺の山...での今年のきのこ採りとしては最後かも..の山行きは、一人カメラ入れたリックを背負い、あまり寒くない山のなか、落ち葉をカサカサ言わせながら歩いてました。

 気温が下がらないの、だめかな〜と思っていたら、いつのまに出てました〜エノキタケ...それも誰かがすでに一度採った跡が....へ〜こんな時期にきのこ探しに来る奴...僕以外にもこのあたりにいたんですね〜...ちっとにんまり。

カラマツの紅葉
 人が思い込め造り置いたもの、彫られた年号を見ればその100年以上の年月その願い感謝の形がそこにあるのだ、そ重さは動かせるものではなく、無心にペコリとさせる力....いつもは、「きのこ沢山みつかりますように〜、けがしませんように〜」とか自己都合の願しかかけないのだが、最後に訪れる時は、ただペコリ....全てのものに感謝....とか言いながら、来年もよろしくおねげーいたしますだ......
 全部葉っぱが落ちてたヤマブドウのツル...今の時期まで根性でブル下がっていたヤマブドウの実、根性もさる事ながら、よく今まで誰の目にも止まらず残っていたもんだな〜..と。
 季節という繰り返される複雑に変化する流れと、その意味、一方向に進む自分の生き方..繰り返し深く深く考えつつ私的には大きな節を作った今年。まだまだ終わってはいませんせが、先になって振り返った時、どんな年も思いだせないようなつまらない年にはしたくないと思っています...たかがきのこ採り..でも、きのこなんか..じゃなくて、’きのこ!’

 しかし...今年は特によく歩いたな〜...去年退役させる予定だったアシックス..買い換え予算不足で...完全に履きつぶしってな感じです、来年はオニュ〜にしたいの〜...きのこバッチも裏は汗でサビサビ..まずはきのこバッチからオニュ〜にするかな...

しもじ