この日は、ある意味で最悪の日でした。
もう今年は、シモフリシメジの発生をあきらめかけていた時、数日前の雨!
日曜日まで待てず、有給休暇を取り、いざシモフリの畑へ.....。
途中他のきのこには目も呉れないよう...でもAクラスのおばけのような、クリタケは、さすがに見のがせず採取..。
「おっとクリタケなんぞと遊んでる場合じゃねー!」と、さらに山奥の僕のシモフリ畑へ。
出てる、出てるシモフリ、いやー嬉しくなって、さらに第にポイントへ向かうべく....
この十年かかって見つけたとなりの尾根の畑、ここへ向かう秘密のルート、名ずけて「1000メータまで一気に行くぞ!、
杉林のトンネル、暗くて恐いけど、抜ければそこはシモフリ畑だ!ルート」....ちょっと長いし、言うたびに違うけど、まー
そう言うルートです。
いざ、杉林のトンネルに差し掛かったとこで、げげっ!人がいる!
リック背負って、プロッぺーかっこしてるので、思わず隠れようとっしたら、先に見つかってしまい、
僕の方に、一目散に向かってくる.....
「すいません...道教えてもらえませんか....」
げげっ! 素人だった。
「えっ、道なんてないですよ、こんな山奥に」と言おうと思ったが、とりあえず、何処から入山したか確認し、
そちらの方角へ向かうことにする。
途中、となり沢まで戻ったところで、急斜面をはいかいしている、きのこ大好きおじさん(当社の同僚)に遭遇
話をしているうち、迷子のおじさんの車を止めた位置が確認できた。
せっかく、あそこまで入り込んだ山、結局ほとんど出てきてしまった。
おじさん、そうとう体力的には、参っていたようで、
途中、僕の飲みかけの、ボルビック(水)をあげたら、ひどく喜んで「生き返るようだ!」と感激してました。
仲間との合流時間から二時間以上も最悪地形へ迷いこんで、さまよっていたらしい。
後で、気付いたのですが、足元は、普通のスニーカーで、僕は山越えるの辛いだろうと、沢筋を登って行ったので、おじさんの
足は、水に濡れぐそぐそになっていたようです。
でも、あのまま遭難するよりましだだったよな?
探していた仲間に途中、おじさんを合流させ、ぼくは、一路また山奥のシモフリ第2ポイントへ......
での、この位置が、中途半端なポイントだったもんで、久々に使う必殺の(何が必殺なのでしょう?)ルートで、目的の尾根へ向かう。
数年使ってなかったルートで、やたら荒れており、木々が倒れ、やぶやぶになっており、獣が通れるだけのトンネル状の道になっており
わずかに、木々の狭間からのどく風景と沢を流れる水の音で方向を取り、斜面のやぶを抜ける........
「よっしゃー、どんぴしゃだぴょーんよんよん」とか、思わず声を出しつつ、自分の方向感に感心しつつ、目標であった砂防ダムの数十メーター
上流に防水のドロミテをおろす。
そこからは楽な道乗りで、.....結局第2ポイントは不作で、代3ポイントへ.....
え!、チャナメの話ですか?
日も暮れてきて、下山途中(実際は、車の位置までは、登りなのですが)、目の前にいきなり現れたチャナメ!
かごは、シモフリとクリタケで120%状態で、SEIYUの緊急袋に収穫し...本日のきのこ狩り終了となりました。
チャナメの味噌汁、最高に美味しです、やはり、シーズンに一度は味わいたいきのこの一つです。
でも、シモフリが一番好き!