ウスムラサキホウキタケ

 おいらが・・長野に流れて来て・・ただのきのこ好きになり、しもじ・・を名乗り始めた頃・・長野県は上田で知りあった・・最初は普通に仕事仲間ではじまったのですが・・

年はおいらよりのかなり若く、でも・・筋肉そして持久力も何倍もあり・・本人もそれを自覚ており、そしてその筋力、それを生かした繊細な特殊な大型機械の仕事に、携わっており・・・・ただメチャ偏食な奴で・・まぁ〜そな奴でも、同じ機械(パートは全く違うが)に携わっているうちに・・月日が流れ・・ある日そいつが・・

 「兄ちゃんおいらも、きのこ採りに連れって下さいよって・・」

 「え?・・だってお前きのこなんか食べねぇ〜し・・そんもんに興味なんか全くねぇ〜って言ってたじゃね〜か」

 「勿論全く興味ないし・・食べもしないっす」って・・ただ、兄ちゃん早朝きのこ称して、出社前に一山こなして・・から会社来て、るって・・それも、同じ機械にとっついてる・・って・・同じ会社の仕事やってる仲間が、どんだけ歩いてるか知りたくてって・・・体力だけは自身がありますら、是非・・採れたきのこ全部持ちますから」・・ってんで・・・

 ちなみ、こいつとは、仕事のやり方とか、使う工具なのは違っても、工具オタクっていう部分とか・・趣味の部分でも、音楽や、SF映画・・アイドル系やら・・妙に方向性が理解し合える中で・・沢山の話したのを憶えています・・

 当時・・時は2000年代に入ったものの、携帯電話は普及していたが、まだiPhoneなるものは存在しておらず・・きのこ写真の殆どは、1眼レフの35㎜のフィルムがでの撮影が主で、コンパクトデジカメもやっと出はじめて来たって頃・・基本重たい撮影機材全部1人で背負って、きのこ探して、きのこ撮って、きのこ採って・・の、日々が数年続き、その中コンパクトデジカメの進歩がめざましくなり・・振り返ると、写真・・と言うものの、1つの時代が変わろうとしている時・・であり変動にはいり、ある意味、メチャくちゃ面白くなって世代のはじまりでした・・

 インターネットも・・普及は始まってはいましたが、今のよに簡単に、今撮った写真を、直ぐその場アップしてとかなどは・・簡単に言えば、ツイッター?(Twitter)とかフェイスブック?(Facebook)などと、いう言葉もなく・・

 夏も終わりかけ、、秋の声が聞こえ始めた頃・・当時世になっていた会社で、年に一度の秋の健康診断なんて時期でもあり・・今でこそ・・何の話してるんですか?って言われそうだが、当時は、健康診断言えば、真っ先浮かんでくるのが・・・肺のレントゲン写真に・・バリューム検査で・・検査前日は、アルコールは勿論、食事も夜何時じだったか・・夕食控えて・・

 朝指定病院行く・・自分の番になると、看護婦さんが・・これからの検査人員分だか・・テーブルの上に・・350の缶ビールにか見えないような、バリューム缶が並べ置きしてあり・・それを紙コップに移してくれ、医者の指示で飲む・・これが、・・要する白い重金属を飲みこむ訳ですから・・

お医者サマ「はい、まず一口飲んで下さい・・食道のレントゲン撮ります・・」

お医者サマ「はい、残りのバリューム全部飲んで下さい・・」

おいら  「はい」と、コップのバリューム飲みほす・・

お医者サマ「ゲップしないようにね・・ちゃんと飲んで・・」

おいら 「飲みましたぁ〜」って言ってるのに・・

お医者サマ「ちゃんと飲んで・・」と看護婦さんが、もう一缶プシュ!ってやって、紙コップ移し持ってくる

おいら 「え?飲みましたぁ〜」って言ってるのに、上手くしゃべれない・・ほんとに飲んでるのだが・・

お医者サマ「はい、ちゃんと飲んで」と淡々言われ、もう一杯飲ませて・・そのあとに発泡剤飲む指示で・・発泡剤飲み込み・・

お医者サマ「はい、終了です・・」てんで・・当時はその日は結果は分からないので、バリューム便秘になる人にいたようで、みな下剤わたされ・検査終了日は、そのまま出社・・・昼は普通に、会社で注文している,昼ご飯を食べ・・

そして、翌朝は・・まだ、きのこのしもじ名のる前から、兄きと呼んで着いて来てる、仕事仲間の・・このき・・なんかに興味ないけど、着いて行きますってな、同僚と、夜明け前まから山に入る。

今から・・この文章書いてる少なくとも20年以上前の話で(1995年頃か・・少なくとも2000になる数年前)・・

おいら自身も、今でこそ色々ある程度人も案内出来るほどにはなった・・山・・で今なら・・この頃の半分の時間でたどり付けるポイントも・・

 ウスムラサキホウキタケ・・こいつが沢山出てているポイントみつけてあったので・・休日なら、ゆっくり1日かけ歩けばいいのだが・・自分自身もまだ年齢も体力バリバリの頃で、それより待てる性格でないのもあり、健康診断翌日・・まだ、それぼどそのきのこポイントに行くにのに、体力にまかせ・・まっしぐらに向かい、採取しまくり、車にもどり・・そこから出社・・タイムカード午前9時ガチャ!遅刻なしみたいな、きのこ撮り採りに、この友人一緒来てもらって・・そのウスムラサキホウキタケのポイントに到着・・このきのこ、茎があって、傘があってみたいな、きのこと違って、白い菌魂のかたまり上が、ウスムラサキに細かくホウキにようになってるきのこで・・まだきろくにきのこ知識無い頃でしたので、これが・・きのこ?ってな感じの奴ですしたね・・

 そのポイントに到着すると、おいらはすでに、当時のカメラ機材リックだけ背負って・・友人はまだ、空の竹カゴたすき掛けで・・その年は今思い出しても、このきのこ当たり年で・・「な・・こからあしももと良く見ると・・ムラサキ色先端が帯び状にあるだろ・・」・・心の中では、まさかこんなにすげぇ〜事になてるとは・・思う程見事に発生していた。

友人 「すげぇ〜っすね!! なんかすげぇ〜量ですよと・・」・・きのこ採りって、美味しきく食べたいってのも勿論ですが、まずは見つける楽しみ収穫の面白さ・・そして、今度は量採りの満足感(自慢)てのが・・基本にありますよね。

おいら「おいら・・このあたりのウスムラサキホウキタケ写真に撮りはじめてから・・」と友人に話しはじめると・・

友人 「兄ちゃんゆっくり写真撮って下さいよ・・端のほうから・・採取任せ下さいよ、でないとおいら来た意味ねぇ〜っすから」と・・

おいら「お〜頼むわ^^」と、フイルムの一眼レフカメラセットし始めると・・・・

 あれ?なんか・・お腹が・・・重たいと思っていたら・・昨日の健康診断バリュームが・・・下剤とかも飲んでないのだが、実にそのあたりは快便な奴で・・・やべ・・と・・少し怪しい動きしたら・・・

友人 「兄ちゃん・・もしかして、昨日のバリュームですか(^。^)」と・・この友人の奥さん看護婦さんがてのもあってなのか・・図星で・・

おいら「やべぇ・・どうにもならん・・悪いが先にちょと・・どうもすみませんしてくるわ・・」・・

友人 「まだ今着いたばかりで、すっきりしてきてから写真撮ったほうがいいっすよ・・」みたいな会話が・・・・

まぁ〜広い山のなか・・ちょっと周りこめば友人の視界には入らないと思っていてみて・・なん、場所探し、手持ちのカマだったか、ナイフだったで、斜面に穴掘り・・・お尻まくって用を足す・・・

まぁ〜それが、普通にウンチでなく・・なんせ昨日健康診断で飲んだバリューム・・それも、どうやら人の2倍・・飲まされた・・・まぁ〜ごちゃごちゃ言わずスッキリして・・お腹凹んだ~感のなか振り返ると・・・山の斜面に・・真っ白なバリュームエリアが・・なんてハッキリくっきり目立つんだ・・重金属バリュームの白・・たしかこの重金属分解しないんだよな・・とか思いつつ周辺の土で覆い埋め・・かなりマジな気持ちで山にごめんなさいの一礼して・・友人がウスムラサキホウキタケ採ってる所に戻る・・

友人 「出ましたか(^_^)白いの・・」

このあと、この友人とこの山語る時・・あ〜あのバリュームっとこすね・・と・・要約されるようになる ^^;

あれだけのウスムラサホウキタケ・・の色の話が・・σ(^^)

 

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