定期見回り...の巻

 今年もあっと言う間に後半に突入...月日の立つのは早い...世の中不景気どん底...サラリーマンの僕としては日々毎日不安の中、仕事するのみ...そんな事はおかまい無しに、山の住人たちは、そのタイミングをみはからって、ひっそりと顔を出す....で、出ちゃったら、僕が見つけて....
 でもって、7月最初のきのこは、今年2株目のハナビラタケ。

少しかわいい株ではあるが、今宵の酒の友にと、収穫!

 しかし、ハナビラタケの成長の過程というのが、どうもつかめない...この株も小さな時から見てるのだが..絶対にとぼってしまいそうな株だったのに.....2週間でこれ...今まで色んな株を見てきたがどうも、みんな成長のしかたが違う...成長のスピードも、環境の条件を考慮しても、みんなかなり違う.....と、僕が思ってるだけかな? 長時間ビデオでもセットしたくなるわさ.........まっ美味しいからいいっか.....。

 これは、ヤマイグチ..かと思ったら..どうもシロヤマイグチ...かも..キンチャヤマイグチなら美味しいのだけど、これは..????です.が、胞子の撮影用に収穫。
 そうそう! 赤松見て思い付いた...原型があるうちに......

 長年使い続けてる、安物三脚...良く見ると何か所も部品が交換してあるでしょう、この手の物はストッパーの爪折れたら、ほとんどメーカー修理がやってもらえない!なぜなら、修理するより買い直した方が安いからなんだけど...小さな部品一つ折れただけで...確かに三脚としての機能は損なわれてしまうが...丸ごと買い直す=これを捨てると言う事....もったないおばけが出て来て.....結局会社の同僚に旋盤で部品加工してもらったり、自分でSUSのフラットバー削り出したりで...改造三脚になってます..まだまだ..いけるな、こいつも..

 どんなつまらない物でも、ある人にとってはとても大切だったり、とても思い入れのある物だったりする事は、多々あると思う....

僕がこの山に通いはじめた頃、まだそんなに地形も把握していなく、迷わないように、遠くからでも分かる、自分の帰る方向の目印としてこの大きな赤松の木があった。 かなり多くの場合、この赤松を抜け戻って来た、「よしよし、ここまで戻って来た...」と、何度一人で声に出した事か.....それがある日ここに来ると.....とても高かった赤松が地上5メータぐらいの所から、ぼっきりと折れてしまっていた....弱っていたのか、雪か風か...とにかく折れた....それでも、この赤松を幾度となく抜けていた....ある夏の日...マツオウジをこの折れた赤松から発生してるのを見た...マツオウジが図鑑の域から抜けでた瞬間でもあった。それから毎年時期になると、こんどは、道しるべではなく、マツオウジの木として通う事になったのは....しごく当然の結果...だが...数日前の出来事.....

 勿論、倒木などから発生するきのこは、その使命があり、当然マツオウジではなくとも、きのこの発生した木は、いずれこうなる事は分かっていても.....いざ倒れて、触れてみれば、そのほとんどが土のようで....ふと昔を思い出せるだけ、自分がそれだけ長くこの山に通いつづけてるんだな〜と......よくよく暇人なんだな〜僕は..きっと。   

しもじ

僕のマツオウジが発生していた、僕の赤松..お疲れ様でした。
 何故ニセクロハツが左に寄ってる写真かというと、主役はヤグラタケだからです!

ちなみに、ニセクロハツは猛毒ですのでご注意を.....

ヤグラタケ、90ミリマクロで狙ってるの図....その1
その2

カメラは、2度もオーバーホールと修理に出てるミノルタα507si シャッターユニットも去年交換...長ーい付き合いです。  

その3
 しかし、こんな写真撮ってる僕って...やっぱし暇人?

でも、なんでも、なかなか、裏方って見れないないでしょう!

えっ..裏方いいから、もっときのこの写真のせろって..か....(汗)

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