1997年10月に撮った写真で、このきのこは、自力での鑑定は不可能でした。
毎年同じ場所に発生し、傘が開くと、かなり大型のきのこで、色もピンクともつかない紫のようなすごい色になる。この日は、このきのこをもって、鑑定依頼にくさびら会、会長の家を突然たづねてみた。ちょうどその日は、小諸のスーパーで、保健所主催の鑑定会が開かれていて、そちらに出向いているのことで、早速行ってみた。
 やってる、やってる、スーパーの一角をかなりスペースを取って、サンプルのきのこがずらりと並んでいた。かなりの種類が展示されていたが、当然このきのこはない。
 サンプル脇のテーブルごしには、腕に’鑑定員’と書かれたの腕章をした鑑定員の人たちが、何人かいて、その中に会長の姿もあった。(当然面識など無い、写真で知っていただけ)
 せっかくなので、会長に依頼すると、しばらくきのこをながめた後、「ウスフジタケかな?」と、言ってる後ろで、若い鑑定員が「違う、違う」と、小さな声で首を振りながら言っていた。
会長はそのまま若い鑑定員と交代、その後も数人の鑑定員が集まって来て見てくれたが、結局分からずじまい、「でも食べられるよ」と言う。
根拠がわからん! でも鑑定員お済み付きなので...その夜ホイル焼きにして食べた....結構いけたよ..。名前を知らないで食べたきのこは、こいつが初めてだ。

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