2003年夏も終わり頃、とにかく夏きのこほとんど見れないこの年...それでも山の中を歩き回る。

 不思議な事に、先日この山に通って15年にして、初めてクロマイタケに出会った、この山で言うよりは、生まれて初めてのクロマイタケであったのだが、シロマイタケはこれで2度目である。最初の出会いは1999年の秋だった...それ以来、そのあたりは毎年季節に幅を持たせ何度も足を運んでいるが、それ以来見る事は無く、ここはその斜面から沢を1つ隔てた場所である。かなり昔にチェーンソウで切られた跡があるミズナラの切り株で、この山に通い初めた頃クリタケがこの切り株に発生していの覚えてるが、「それにしては朽ちていな〜...」などと、少し小さな声を出しつつ切り株の裏側をのぞき込むと......あれまっ!シロマイタケではないか! 全く驚きであったと同時にあつさときのこ無さにへとへとになっていただろう僕の顔は、めちゃめちゃ笑顔になっていただろう...まっ自を見てないので、今やその確認は出来ないが、まっそんな事はさておき.....とにかく写真を撮りまくり、実は以前初めての時も撮りまくったのだが、曇天だった山の中で、その日試しに使ってみた、とあるメーカーの数本のフィルム...目に見えない紫外線とフィルムの相性から、今思い出しても悔やまれる写真になってしまった。さらに、採ったきのこ大事にしすぎ逆に半分以上だめにしてしまった...味は最高だったが、苦い経験をおもいだしつつ.....ちょと待てよ、この辺にはこんな切り株沢山あったのを思い出し、汗をぬぐり、いつのまにか軽くなった足は、先を急ぎはじめた..別に急がんでも、この時期この山の中にいるのは僕ぐらいなのだが......あるわ、あるわで2株、いや〜予想的中といくはずが、時すでに遅しつ〜感じで、流れあんばい...どう見ても、触ってみても食べれるような状態は過ぎていて、残念....デジカメで流れたシロマイタケ撮ってはみたが...かなり悲しい写真になってしまったのは...書くまでもない......

シロマイタケとクロマイタケどちらにしても、両者一歩も譲らず絶品な味わいなきのこです。

PS. このシロマイタケ写真で見るより意外に大きくずっしりとした奴でした...。

しもじ

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