梅雨から初夏にかけての、ここ数年きのこシーズン始まりの合図のようなマツオウジ...雷に撃たれたり何かの理由で枯れた..それは大きな大きな抱えきれないほどの赤松....その幹からまー堂々とした姿を見せ初めて数年が経った......どれほどの樹齢だったかは分からないが、周りの同種の木の太さを見るかぎり、かなり高齢だったのは間違いない。 

 この山に通い始めた頃はまだ元気で、隣の尾根からも良く見え、指標となっていた赤松....ある年落雷にあったのか、その根元から5メータぐらい残し、太い幹は裂けるように折れ.....それから数年後、初めてマツオウジに遭い、一種..図鑑の域から抜け出した...今年この赤松、完全に崩れて、来年はここに何があったのか、その痕跡もなくなるだろう.....山で起きている普通の生物循環の図なのだが..僕が見とどけたその最後数年は、大きな環のほんの一瞬なのだろうけど、...何か深いものを感じてしまう。

が、と言う事は...また新しくマツオウジの発生しそうな.......ん〜〜複雑な気持ちになるのは何故だ......。

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